「バイオの平木」
お客様をはじめ、知的財産業界内で、当事務所はそのように呼ばれています。
これは、当事務所が生物関連発明を扱うパイオニアであり、また長い歴史と、それに伴う確かな信頼及び実績を
有していることに基づく、名誉ある呼び名だと、私たちは思っております。
生物特許と
当事務所の歴史
当事務所は、1984年の創立以来、他の事務所に先駆けて国内外のお客様のために生物関連分野の知的財産業務を取り扱ってきました。
日本における生物の知的財産権による保護は、1978年のUPOV条約(植物の新品種の保護に関する国際条約)に則った植物品種の保護に始まるとされています。また、バイオテクノロジーに代表される遺伝子関連発明の保護は、1984年に日本特許庁が公表した「微生物分野における遺伝子工学に関する発明の当面の審査上の取り扱い」からとされています。したがって、当事務所は、日本で産声を上げたばかりの生物特許と共に歩み続けてきたことになります。


これは、当事務所の創業者であり、日本特許庁で審査官から審判長までを歴任した現会長の平木祐輔の経歴に大きく起因しています。平木が特許庁に所属していた当時、日本特許庁は、植物を含む生物関連発明には特許を一切付与していませんでした。しかし、京都大学農学部出身であった平木は、仲間達と共に生物関連発明に対する「特許付与」を特許庁に強く働きかけ、その努力の甲斐あって日本でも植物特許が認められることになったのです。つまり、平木は、日本における生物特許の立役者の一人と言っても過言ではありません。その後、平木は、上記過程で得た植物特許の知見等を元に特許庁を退職し、当事務所を開業しました。これは、「日本の生物関連発明を特許で守る」という平木の強い意志の表れであり、その志は今でも当事務所の理念の一つとして、私たち全所員の中に脈々と息づいています。
生物特許に関する
確かな実績
単に歴史があるだけでは、「バイオの平木」の呼び名は得られません。そこには「実績」という確かな裏付けがあります。私たちは、これまでに、お客様一人一人と向き合い、その希望に応え、そして、ご満足をいただける結果を常に出し続けてきました。その実績に基づく、お客様の信頼と評価こそが、名誉ある呼び名に結び付いたものと、私たちは考えています。
当事務所は、40年以上にわたる長い歴史の中で、お客様である多くの企業、大学、そして研究機関で創出された様々な生物関連発明の権利化などをお手伝いさせていただきました。弊所で担当させていただいた特許出願に関する発明には、ノーベル賞に結び付いた発明や、企業の基幹技術を支える発明も少なくありません。私たちの業務は、お客様のご発明の保護を陰ながらお手伝いするものであり、言わば黒子です。しかし、その一方で、日本における生物関連発明の保護は当事務所がその一翼を担っている、という自負もございます。「バイオの平木」という、呼び名に恥じぬよう、今後も日々努力し、お客様のご期待に応え続けていくつもりです。

最新技術に対応できる
技術精鋭群
生物に関連する知見や技術は、日々進歩しています。お客様が創出されるご発明の多くは、その分野での最新の知見や、高度に専門的な最先端技術に基づくものばかりです。そのような大切なご発明をお預かりし、その保護をお手伝いさせていただく立場として、私たちが発明の本質を理解できない、というわけにはまいりません。そこで、当事務所では、お客様のご希望に応えられるように常に研鑽を続け、生物関連のあらゆる最新技術に対して即応できる体制を整えています。また、お打合せでも、研究者レベルでの会話を行うことでお客様のご説明の負担を減らすと共に、知的財産の専門家として、研究者目線とは異なるアイディアを提供できるように努めています。
現在、当事務所では、バイオ分野、および生化学分野に精通した25名以上の弁理士および技術者からなる精鋭群を擁し、お客様のお手伝いをさせていただいています。
